2020/12/8更新">
大阪府営枚岡公園では、当法人が監修したウォーキングマップを活用した健康づくりを推進するため、歩いたらスタンプを押す「健康登山証」をお渡ししています。
2020年4月に配布を開始し、多くの方が枚岡公園の傾斜のある園路をハイキングされ、すでに8名の方が100回を達成(登山証1枚は100回分)し、200回に向けて継続されています。
2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大により、移動や外出を控えることを余儀なくされていますが、動かないことによる生活習慣病の発症や悪化が問題となっています。このため、オープンな公園の価値が見直され、公園を訪れる方が増えています。
斜面を歩くことは平地を歩くよりも体力の維持・向上に効果が期待できます。皆様ぜひ健康登山証を活用し、枚岡公園を日々の健康づくりに役立てましょう。
ジムに通っていましたが、新型コロナウイルスのため利用できなくなり、枚岡公園を歩くようになりました。体調などによってルートを変更しながら、健康のために週5回ほど歩いています。健康登山証のスタンプを集めるという目標があるので、続けることができています。
81歳男性・132回(2020.11.10現在)
新型コロナウイルスの影響で以前運動していた街なかの公園の子どもたちの利用が増え、枚岡公園を使うようになりました。
週に4~5回は登っており、園内を2~3時間かけて歩いています。歩くようになってから健康に気を遣うようになってきました。夫婦で健康登山証を活用していて、100回も達成しました。
73歳男性・117回(2020.11.10現在)
平地歩行と違い山登りでは運動強度*が増します。
ハイキングは一般的にはニコニコペース*の運動6METs*と言われていますので、低山ハイクはまさにスロージョギングという有酸素運動能力を向上させる運動になります。
アフリカの大地溝帯で立ち上がった人類の起源では重たい頭を支えるバランス感覚が発達しましたが、文明社会のバリアフリーな平地移動は、逆にその能力が低下してバリア「アリー」となりやすいとも言えます。
平地歩行と違って不整な道となる登山では、上りも下りも、バランス感覚が不可欠です。特に足底の感覚が重要になりますので、慣れてきたら、足底感覚のわかる底の薄い靴で登ってみませんか?さらに、上下の刺激が骨密度の強化、そして転倒予防につながるはずです。
ただし急いては事を仕損じますので、一人ひとりのニコニコペースでコースを楽しんで下さい。
一般社団法人公園からの健康づくりネット
理事 星研一先生(長野赤十字病院健康管理科部長)
※運動強度:運動をするときの負荷、身体にかかる負担の大きさ
※ニコニコペース:息が切れずに、おしゃべりしながらできるペース
※METs:運動強度の単位
詳しくはウォーキングマップ・健康登山証ページをご覧ください!